オクタコサノールとは

4 月 1st, 2009

【オクタコサノールとは】
 果物の果皮などをおおっている植物ロウ(ワックス)や小麦胚芽油から発見された物質で、「オクタコシルアルコール」と
も呼ばれます。

 渡り鳥が長い距離を飛べるのは、エネルギー源として植物からオクタコサノールをとっているからではないかと研究が進め
られ、耐久力をつける効果などが明らかになりました。

 最近は、健康食品として注目が集まっています。

【注意点】
 過剰症、欠乏症などは明らかになっていません。市販の健康食品は、表示の用量を守って利用してください。

【主な働き】
飽和アルコールの一つで、酸素利用を高め、グリコーゲンを効率的に消費し、エネルギー生産量を増やす働きがあるとされます。
運動時における耐久性の向上、運動後の筋肉痛の防止、筋肉神経性障害の改善、体力増進、疲労回復、反射性の向上、筋肉能力の高進、ストレスへの抵抗性向上などの有効性については、1960年代に行われたアメリカ・イリノイ大学のトーマス・クレトン博士の臨床テストにより確認済みです。

そのほか、コレステロール減少作用や抗腫瘍作用なども期待されています。

【摂取量の目安】
摂取量は特に定められていません。クレトン博士のテストでは、6週間にわたって毎日3.85gずつ摂取させたところ、効果が認められたと報告されています。

【上手な摂り方】
小麦胚芽、小麦胚芽油、アルファルファ、リンゴの果皮、ブドウの果皮、サトウキビなどに含まれています。

 仕事や運動で疲れやすい人、耐久力のない人は、健康食品として市販されている粒剤、カプセルなどを利用するのも一法でしょう。

エイコサペンタエン酸とは

4 月 1st, 2009

【エイコサペンタエン酸とは】
 エイコサペンタエン酸(EPA) は、多価不飽和脂肪酸の一つで、イコサペンタエン酸(IPE) とも呼ばれます。
 EPAが注目されるようになったのは、北極圏に住むイヌイット(エスキモー) の食生活を研究した結果が発表されてから
です。

 かなりの高脂肪食にもかかわらず、イヌイットの心筋梗塞での死亡率が白人の6分の1程度と低いのは、主食とするアザラ
シの肉や内臓、サケに含まれるEPAが血液の流動性を高めるためとわかったのです。

 日本でも、1日平均30gの魚を食べる人の虚血性心疾患による死亡率は、魚をほとんど食べない人の約半分という調査結果が報告されています。

【注意点】
 魚の油をとりすぎると、血液の凝固作用が鈍って、出血しやすくなったり、出血した際に血が止まりにくくなったりするといわれます。

 食品からとっているかぎりはまず安心と思われますが、栄養(健康)補助食品などで極端に多くのEPAを摂取すると、このような過剰症が心配されます。摂取目安量の範囲で利用してください。

【主な働き】
エイコサペンタエン酸 (EPA) には、血小板を凝集させる物質の生成を抑えて血液をさらさらにする、血液中の悪玉コレステロールや中性脂肪を減らして善玉コレステロールを増やすなどの働きがあり、動脈硬化、脳梗塞、脳卒中、血栓性高脂血症、高血圧といった病気の予防、改善に役立つことが、疫学調査で明らかになっています。

 近年は、アトピー性皮膚炎、花粉症、気管支ぜんそくなどのアレルギー症状や、慢性気管支炎をはじめとする炎症性疾患の症状改善にも有効であることがわかり、この点でも脚光を浴びています。

 なお、EPAと同じ多価不飽和脂肪酸のドコサヘキサエン酸 (DHA) も同様の働きをし、EPAとDHAは互いに補い合って生活習慣病などを予防しますが、血液の流動性を高める効果はEPAのほうが高いといわれています。

【摂取量の目安】
EPAとしての摂取量は、特に定められていません。1日の総脂質摂取量の半分くらいを魚油や植物性油脂で補うように心がけるとよいでしょう。

【上手な摂り方】
主な供給源は、背の青い魚です。植物油などに含まれるα-リノレン酸も、からだの中に入るとEPAに変わります。
EPA摂取を目的とした魚の調理法としては、刺し身、煮魚、グラタンなどがおすすめです。揚げものや網焼きにすると、せっかくのEPAが脂肪分といっしょに外に流れ出てしまい、効率よく摂取できません。

また、EPAの豊富な魚は、酸化されやすいという難点があります。鮮度に十分注意すると同時に、体内での酸化を防ぐためにβ-カロチンやビタミンC、ビタミンEの豊富な食品を組み合わせてとるようにするとよいでしょう。
最近は、栄養(健康)補助食品として、魚油を精製した粒剤、カプセルなども市販されています。魚をあまり食べない人は、上手に利用するとよいでしょう。